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お陰様でレッチェは創立100周年!

ドイツレッチェ社は今年100周年を迎えました。1915年 Friedrich Kurt Retsch は F. Kurt Retsch GmbH & Co. KG としてドイツ、デュッセルドルフでラボ用品の販売を開始しました。 1923年には、初めのオリジナル粉砕機で特許を取得、自動乳鉢レッチェミル(現在のRM200)として世に送り出しました。 今まで乳棒乳鉢を使って手で行っていた粉砕を、世界で初めて自動化しました。この画期的な製品から始まり、レッチェはラボ用粉砕機のトップメーカーとして、実験研究の現場で親しまれています。


創立から今日にいたるまで、レッチェは多くの特許を取得し、画期的なラボ用粉砕機、ふるい振とう機、周辺機器を取扱い、試料調製用機器を総合的に扱うリーディングカンパニーとして、世界中のお客様に認知していただいております。2014年には、創立100周年にふさわしい、まったく新しいボールミル高エネルギーボールミル Emax を発売しました。Emaxはナノ粉砕を短時間で行えるボールミルです。レッチェの製品は、化学、食品、建設、薬品、環境等、様々な分野でお使いいただいております。分析前処理機というニッチなマーケットですが、レッチェの粉砕機群は、世界の1/5のシェア、年間売上50,000,000ユーロを誇ります。80%以上は輸出です。

レッチェはドイツのヴァーダーグループの一員です。ヴァーダーグループのサイエンティフィックディビジョンには、レッチェをはじめ、画像解析式粒度分布測定装置のレッチェテクノロジー、成分分析装置のエルトラ、電気炉のカーボライトがあります。レッチェはサイエンティフィックディビジョンの中心として、発展しています。

レッチェは2012年、ドイツのデュッセルドルフ近郊のハーンに、移設を完了しました。巨大な工場と、広いトレーニングセンターを併設しています。レッチェは常にお客様を第一と考え、自社アプリケーションラボでは、サンプルテストを無料で行っています。アプリケーションラボでは、世界中の子会社、販売店を集め、定期的に勉強会を開催しており、常にお客様の要望にあったサンプルが作成できるよう、また最適な製品をご提案できるように努めています。また、他分析メーカーと共同でワークショップも開催して、ラボにおける包括的なソリューションのご提供を行っています。さらに、数10年にわたり大学、実験機関と共同開発を行い、常に最新の技術に合った装置の開発に努めています。
社長 Dr. Juergen Pankratzは創立記念日に「私たちは、サステナブルな会社を目指して来ました。そしてそれが正しかったと実感しています。革新的な技術と優秀なスタッフで、私たちは100周年をグローバルカンパニーとして迎えることができました。 」と語りました。

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